塗装工事の目的
綺麗で安心なお家を保つためにまずは塗装工事の目的について確認しましょう!
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01-建物の保護
外壁や屋根は、雨や風や雪、紫外線、太陽熱などの影響を直接受けています。 それは、24時間365日休む事のない過酷なものです。 そんな自然環境から家を保護するために塗装を施します。
壁や屋根などの素材の上に塗料を塗り、乾燥すれば表面上に“塗膜”が出来ます。この塗膜が自然環境から受けるダメージを素材へ直接伝えないように守ってくれているのです。 日常生活で例えるなら、日焼け止めを塗り皮膚を保護するように、雨合羽を着て雨に濡れないようにする事です。 しかし、その“塗膜”もダメージを与え続けられると 劣化は進行しますし、そもそも塗膜にも寿命があります。 -
02-美観向上
新築時には美しかった外観も、年数と共に色あせ、汚れが目立ってきてしまいます。
また新しく家を建て直さずに美しさを取り戻す事が出来るのが塗装です。
前と同じ色に塗るのも良いですし、違う色を選びイメージチェンジする事も出来ます。 -
03-特殊機能
塗料メーカーの研究開発により塗料そのものが進化しており、 今では様々な機能が備わっています。
色や耐用年数だけで塗料を選んでいた時代は終わり、目的や用途に合わせて塗料を選ぶ事で、より快適な生活を得られる事が出来たり、メンテナンスの手間を省く事が可能となりました。塗料は塗るだけで上記のように様々な効果を発揮する事が出来ます。
まだまだ高価な塗料もあり、全てに対して万能で永久的に効果が持続するものではありませんが、塗装が単なる美しく見せる為だけの色塗りでは無くなっている事は事実です。
塗料の種類
外壁の耐久年数は塗料によってほとんど決まるとも言われています!
正しい知識を付けておくことはとても大切なことです。
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01-無機塗料耐用年数外壁・屋根:約20~25年
無機塗料は鉱物などの自然物(無機物:炭素を含まないもの)を主成分とした樹脂を使用しており、高い耐候性・低汚染性を備えています。耐候性は約15年で、塗装することで紫外線を浴びても劣化しにくい耐候性の高い塗膜を形成することができます。
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02-フッ素樹脂塗料耐用年数外壁:約15~20年・屋根8~12年
フッ素樹脂塗装は、耐候年数が非常に長いことが最大の特徴です。 15年以上塗装を持続することができます。 そのため、長期間の塗装が求められる、建築物での外壁塗装などによく用いられています。 さらに、艶・耐久性・耐水性・耐薬品性など塗装に求められる機能のどれを取ってみても最高レベルの塗装です。
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03-シリコン樹脂塗料耐用年数外壁:約7~10年・屋根8~10年
一般的に主成分がシリコン系の樹脂でできている塗料です。戸建て住宅の6~7割を占めていて、ウレタン塗料に比べて光沢保持率も優れているため、美しさが長持ちします。 また、防汚性にすぐれているのが大きな特徴として挙げられます。
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04-ウレタン塗料耐用年数外壁:約7~10年・屋根6~8年
塗料の主成分である合成樹脂がウレタン系のものを指します。木材で作られた外壁にも使用できるため、さまざまな箇所で活躍できる塗料となります。他の塗料と比べ価格は安価に施工することが可能です。